ビジネス事例一覧

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#1064

R&D / オープンイノベーション

ロレアル(フランス)

事例内容

オープンイノベーションによる製品開発を実現してきた。

・日本の地方中堅企業(戸田工業)の技術を使って、色合いのよさと、なじみのよさを両立させる口紅を実現
・Oraganovo社との協業によって、3Dスキンプリンターを開発
・Nokia傘下のWithings社と共同でスマートヘアブラシを開発(センサーが取り付けられたブラシは、髪の毛の状態を診断する事ができ、受信された情報をもとに、髪の状態に合わせたヘアケア商品をスマートホンで提示。消費者は、より正確な情報に基づいて、適切な商品を知る事が可能)

[参考:ロレアルのオープンイノベーションの特徴]
・チーフデジタルオフィサーによるトップダウンのイノベーション推進(チーフデジタルオフィサー主導で、経営陣向けのトレーニングやEラーニングを開催している他、役員向けにスタートアップ企業やデジタルネイティブ世代との交流会をセッティングして、新しいイノベーションを生み出す組織作りの推進)
・外部にパートナーを求め、オープンイノベーションによってIoT領域での新たな事業開発に取り組んでおり、その打ち手は、出資、協業、アクセラレータープログラムに至るまで幅広い
#1047

営業・販売 / その他

サービスコーポレーションインターナ ショナル(米国)

事例内容

米国を中心に、4000ヶ所以上の斎場や墓地をチェーン化している世界最大級の葬儀会社である同社は、ファンタジースポーツ*1の仕組みをセールスコンテストの仕組みに転用した「FantasySalesTeam*2」というアプリを活用してセールスコンテストを実施した。

*1 ゲーム上で、好きな選手を選び仮想のチームを作る。実際の活躍具合がゲーム上に反映される。反映された結果として最も強いチームになった人が勝ち
*2 ファンタジースポーツの仕組みを、セールスチームに反映したもので、企業内で複数のチームを作り、担当者の経験やスキルを考慮した「プレーヤー」としてのポジションを決めた上で、各チームのスコアやランキングを競わすことができる。スコア(=評価)となる項目は、売上、かけた営業電話の回数、メールの送信数、開封率、顧客からのレビューなど。チームワークを築きながら、新人からベテラン社員までの仕事に対するモチベーションを高められるのが特徴。
#1045

社会 / ゲーミフィケーション

マイクロソフト(米国)

事例内容

「Microsoft Dynamics 365」の中のゲーミフィケーション機能として「FantasySalesTeam」というアプリを組み込んでいる。
このアプリは、ファンタジースポーツ(ゲーム上で、好きな選手を選び仮想のチームを作る。実際の活躍具合がゲーム上に反映される。反映された結果として最も強いチームになった人が勝ち)の仕組みを、セールスチームに反映したもので、企業内で複数のチームを作り、担当者の経験やスキルを考慮した「プレーヤー」としてのポジションを決めた上で、各チームのスコアやランキングを競わすことができる。
スコア(=評価)となる項目は、売上、かけた営業電話の回数、メールの送信数、開封率、顧客からのレビューなど。
チームワークを築きながら、新人からベテラン社員までの仕事に対するモチベーションを高められるのが特徴。

※「FantasySalesTeam」動画
https://www.youtube.com/watch?v=yOioMHfQqeo&feature=youtu.be
※テキスト説明
https://appsource.microsoft.com/en-us/product/dynamics-365/mscrm.f6d23ec7-255c-4bd8-8c99-dc041d5cb8b3?tab=Overview
#1016

社会 / ゲーミフィケーション

Badger(米国)

事例内容

Badgerが「Badger Maps」というモバイルアプリを開発。
コンセプトは、「営業担当者が「ポケモンGo」でゲームをするように、セールス活動を行えようにする」。

このアプリでは、営業マンの巡回テリトリー内にある顧客リストをマップ上に表示させて、移動時間のロスを最小限に抑えられる最適化された営業ルートを提示。
さらに、顧客の自宅やオフィスを訪問する都度、チェックイン機能によって、上司や同僚との間で、位置情報を通知、共有することができる。
目標として設定された、訪問件数や見込み客の獲得数をクリアーすると、ポイントや賞品が与えられる報酬プログラムと連携することも可能。

セールスチームとしての活用では、各担当者が巡回しているエリアを色分けすることで、手薄になっている商圏をマップ上から発見したり、一日の移動距離と営業成果を照合しながら、さらに効率的な営業ルートの開拓をすることも可能になっている。

Badger Mapsアプリの利用体系は、「月額料金×セールス担当者数」により定額課金する方式になっており、提供される機能の違いにより2種類のコース(セールス担当者1人あたり月額49ドルと95ドル)が用意されている。
#1013

技術 / AI

スタンフォード大学

事例内容

スタンフォード大学の臨床心理学チームが開発した「Woebot」は、認知行動療法(CBT) のメソッドに基づいて開発された自動会話型のAIエージェント。
Facebookメッセンジャーやスマホアプリを通したコミュニケーションで、メンタルヘルスのサポートを行う。
具体的には、毎日または1日おきに「いま何をしているの?」「気分はどう?」「元気のレベルは?」などのメーセージを送信してくる。
それに対する返信内容、単語の使い方から、ストレスのレベルを判定して、精神的な疲労度が高い場合には、気分が和らげたり、気持ちがポジティブになるような会話を進めていく。
ボットが悩み事の解決策を提示するわけでないが、会話の中で前向きな思考へと導こうとする。

ボットは定期的な会話をする中で、ユーザーの気持ちが落ち込みやすい曜日や時間帯のパターンを把握して、不安な状態に陥る前に、ジョークに富んだメッセージを送ったり、気晴らしになるYouTube動画やゲームなどの紹介をして、うつ病を予防。
それでも、ユーザーのメンタルが危機的な状態になった時には、チャットに「SOS」と伝えることで、カウンセラー(人間)の助けを求められる機能も装備されている。

Woebotは、個人ユーザー向けには、2週間の無料トライアルで具体的な機能を試した後、月額39ドルで継続的に利用できる有料コースが設定されている。
主な利用者層は、メンタルに悩む大学生や大学院生の若者。
また、企業が従業員のメンタルヘルス対策として利用できる、法人契約コースも設けられている。
#1012

技術 / AI

Babylon Health(英国)

事例内容

医療の世界にAIを導入して、24時間年中無休のAI診断サービスを実現させようとしている。
Babylon Healthの医療データベースには、数億件規模の症例データが蓄積されており、患者は、チャットボットの音声による質問に答える形で、自分の症状を説明していくと、AIが具体的な病名の判定と、その治療に適した専門医の紹介や予約までを行うことができる。

なお、Babylonが患者を診断する能力は、英国の医師が独立開業に必要な実力判定をする試験(MRCGP)で81点のスコアを2018年に取得。
試験に合格した医師の平均スコアは72点であるため、BabylonのAIエージェントは、実際の医師よりも高い診断能力を証明。
ただし、英国の法律では、AIが患者の診察を行うことはできないため、Babylonは、あくまで情報サービスという立ち位置で、医師の診察待ちを補完する役割が期待されている。

公立または民間の保険会社をクライアントにしている他、個人の患者に対しても有料で、チャットボットによるAI診断+専門医の紹介サービスを提供している。
月額9.99ポンド(約1300円)、または年間89.99ポンド(約1.2万円)の会費を払うと、AIによる健康チェックや、気になる症状をチャットで常時相談できるようになり、正式な診察や治療が必要とAIが判断すれば、専門医の紹介までを仲介してもらえる。