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#1013
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スタンフォード大学の臨床心理学チームが開発した「Woebot」は、認知行動療法(CBT) のメソッドに基づいて開発された自動会話型のAIエージェント。
Facebookメッセンジャーやスマホアプリを通したコミュニケーションで、メンタルヘルスのサポートを行う。
具体的には、毎日または1日おきに「いま何をしているの?」「気分はどう?」「元気のレベルは?」などのメーセージを送信してくる。
それに対する返信内容、単語の使い方から、ストレスのレベルを判定して、精神的な疲労度が高い場合には、気分が和らげたり、気持ちがポジティブになるような会話を進めていく。
ボットが悩み事の解決策を提示するわけでないが、会話の中で前向きな思考へと導こうとする。
ボットは定期的な会話をする中で、ユーザーの気持ちが落ち込みやすい曜日や時間帯のパターンを把握して、不安な状態に陥る前に、ジョークに富んだメッセージを送ったり、気晴らしになるYouTube動画やゲームなどの紹介をして、うつ病を予防。
それでも、ユーザーのメンタルが危機的な状態になった時には、チャットに「SOS」と伝えることで、カウンセラー(人間)の助けを求められる機能も装備されている。
Woebotは、個人ユーザー向けには、2週間の無料トライアルで具体的な機能を試した後、月額39ドルで継続的に利用できる有料コースが設定されている。
主な利用者層は、メンタルに悩む大学生や大学院生の若者。
また、企業が従業員のメンタルヘルス対策として利用できる、法人契約コースも設けられている。
#1012
技術 / AI
Babylon Health(英国)
事例内容
医療の世界にAIを導入して、24時間年中無休のAI診断サービスを実現させようとしている。
Babylon Healthの医療データベースには、数億件規模の症例データが蓄積されており、患者は、チャットボットの音声による質問に答える形で、自分の症状を説明していくと、AIが具体的な病名の判定と、その治療に適した専門医の紹介や予約までを行うことができる。
なお、Babylonが患者を診断する能力は、英国の医師が独立開業に必要な実力判定をする試験(MRCGP)で81点のスコアを2018年に取得。
試験に合格した医師の平均スコアは72点であるため、BabylonのAIエージェントは、実際の医師よりも高い診断能力を証明。
ただし、英国の法律では、AIが患者の診察を行うことはできないため、Babylonは、あくまで情報サービスという立ち位置で、医師の診察待ちを補完する役割が期待されている。
公立または民間の保険会社をクライアントにしている他、個人の患者に対しても有料で、チャットボットによるAI診断+専門医の紹介サービスを提供している。
月額9.99ポンド(約1300円)、または年間89.99ポンド(約1.2万円)の会費を払うと、AIによる健康チェックや、気になる症状をチャットで常時相談できるようになり、正式な診察や治療が必要とAIが判断すれば、専門医の紹介までを仲介してもらえる。
#716
技術 / AI
LogoGrab(アイルランド)
事例内容
ネットで投稿されたコンテンツを対象に、どんなユーザーがどんな場所で、任意の「企業ロゴ」が映った映像や写真をアップしたのかを、画像認識AIの技術で分析するサービスを展開中。
広告代理店のマーケティング支援効果測定として活用されているとのこと。
#692
技術 / AI
ツギクル株式会社
事例内容
無料小説・小説投稿・登録サイト「ツギクル」の中で、AIを使って、作品の構成要素や特徴、類似作品情報、文章の読みやすさなどを分析するサービスを提供中。
#658
技術 / AI
Entrupy(米国)
事例内容
2016年から米国でAIを使って高級ブランド品を鑑定するサービスを実施。
何百万枚もの独自のマイクロ画像データベースを使って、物理的な製品の真贋を判定することができるとのこと。
具体的には以下の手順で鑑定できる。
1. 端末を商品に直接当てる
2. 専用のiPod touchでEntrupyアプリを開く
3. アプリの画面の指示に従って写真を撮影する
4. AIアルゴリズムが画像を分析し真贋を判定。
5. リアルタイムで結果が届く
#608
技術 / AI
Eigen Technologies(米国・英国)
事例内容
文書マイニングツールを開発・提供。
企業が蓄積している大量の文書を同ツールに読み込めば、文書の特徴を学習し、その特徴に基づいて文書を分類。
#595
技術 / AI
Health Fidelity(米国)
事例内容
自然言語処理を活用した医療ソリューションを提供中。
これを使えば、医療データから、関係者の意思決定に役立つ、ICD-10(国際的な疾病分類法)と関連する記述を自動抽出できる。
#594
技術 / AI
Wonderflow(イタリア)
事例内容
同社が提供する、自然言語で運用可能なマーケティング支援ツール「The Wonderboard」を活用すれば、自動的に製品やサービスに関するレビューをSNS等から収集し、収集したレビューに対してセンチメント分析を実行、この分析から好意的なレビューにおけるキーワードや否定的なレビューを投稿したユーザの属性といった情報を取得できる。
#367
技術 / AI
ベスト産業
事例内容
造園業のベスト産業は、AIを活用した無人型の住宅エクステリア提案システムを開発。
タブレットで予算や希望条件などを選択すると、施工例約800件の中からおすすめの写真を提示。
顧客と営業担当者との相性によるギャップの解消や、接客の効率化につなげる。
施工例は随時追加しAIが自動分類する。
#363
技術 / AI
東京大学
事例内容
本間裕大准教授と株式会社カーリンは、ファッションブランドの流行を人工知能(AI)技術で解析する基盤技術を開発。
ルイヴィトンやグッチなどの160コレクションの画像をデータベース化した。
数理解析が可能で外観をもとに分類し、統計処理できる。約7000枚の画像をAI技術などで解析する。
#347
技術 / AI
大阪大学
事例内容
AIと、ナノメートルサイズの微細な穴を持つセンサーを使い、インフルエンザウイルスの型を高精度に識別することに成功したとのこと。
AIにウイルスの型ごとの特徴を学習させ、人の目で判別できないわずかな差異も見つけ高精度判定を実現した。
ウイルス1個の検出でも72%、10個以上の検出では95%の高精度で識別する。特徴の似た多くの亜種も区別できる。
今後はより検出精度を高め、症状の出ていない人でも判定可能なレベルを目指す。
年内にも臨床研究を開始し、早期の実用化を目指す。
#346
技術 / AI
KDDI、イーオン
事例内容
2019年、人工知能を活用して英会話の発音やアクセントなどを自動評価するシステムを開発したと発表。
イーオンの英会話教室に通う生徒250人の発話データを収集・分析し、日本人特有の発音を評価するシステムを構築した。
ネーティブスピーカーの聞き取りやすさを基準に、「発音の正確さ」「リズム」「イントネーション」を軸に評価する。
まずはイーオンの英会話教室に通う生徒向けに無償提供する。
生徒は自宅のパソコンで英語を音読し、自主学習できる。
生徒の評価データはイーオンの講師らが共有し、授業の最適化にも役立てられる。
今後はスマートフォンへの配信や一般開放も視野に入れる。
#335
技術 / AI
Zebra Medical Vision
事例内容
医療画像を読み込み、自動的に異常を発見するAIを開発し、提供している。
その革新的な開発と11の異なるアルゴリズムを通して、乳がんや骨粗鬆症、脂肪肝、脊椎骨折、動脈瘤、脳出血などの病変の視覚的な異常を認知する。
この技術により、緊急時に迅速な診断ができたり早期診断により予防的な治療ができたりするという患者側へのメリットと、
作業を効率化したり治療に移るまでを早くしたりするという医療者側のメリットが期待されている。
#302
技術 / AI
GLIT
事例内容
AIが自分の学歴、経歴、趣味、趣向に合った転職先をリコメンドしてくれるサービスを提供。
使えば使うほど、学習し、より合うものをリコメンドしてくれる。
#204
技術 / AI
ホテルA
事例内容
サビオーク(アメリカ、ベンチャー)が開発した、自律配達ロボット「リレー」を導入。
#203
技術 / AI
東京大学医科学研究所
事例内容
2016年、IBMのとの臨床研究において、ワトソン(AI)が提案した治療約に基いて医師が判断し治療方法を変更した。
#201
技術 / AI
バイオビート社
事例内容
ウェアラブルデバイスからの心拍と皮膚の伝導性などの信号を収集し、ユーザーのストレス状況をリアルタイムでモニタリング・分析するアプリケーションを開発。
ユーザーにストレスがあった場合に、ビジュアルや音楽を併用してストレス管理の指導を行う。
#185
技術 / AI
京東集団(中国)
事例内容
2018年11月、注文から配膳までのほぼすべての作業をロボットが担う「ロボットレストラン」をオープン。
調理ロボットが中華鍋に具材を投入し、配膳ロボットがディスプレーに笑顔を表示しながら接客する。
#184
技術 / AI
トヨタ自動車
事例内容
2019年初旬、トヨタは2020年東京オリンピックに向けて、車いす利用者を観覧席まで連れていくロボットを発表。
AIによる音声操作で動き、アームで物を拾うこともできる。
また、注文された飲み物を届けるロボットも公開。
#183
技術 / AI
フォースバレーコンシェルジュ
事例内容
2018年10月に、AIを使って、企業と求職者をマッチングする「コネクトジョブ」を提供開始。
リクルートと協業中。
#126
技術 / AI
パナソニック
事例内容
カメラからまばたきや表情の特徴を検出し、1800のパラメーターを持つ独自AIが、無自覚な浅い眠気までも検知。さらに、眠気と車内環境の関係に着目し、体の放熱量を計測する赤外線アレイセンサと、明るさなどを測る環境センサの組み合わせで15分後の眠気予測も可能となった。
予測した眠気レベルに合わせて、空調や音楽でドライバーの覚醒を促す車内環境を作るだけでなく、眠気が深い場合は、カーナビと連携し、休憩を案内する。また、運転者や同乗者の快・不快などの感情も測定できるシステムも開発中。
#39
技術 / AI
パナソニック
事例内容
通常のカメラとサーモカメラの2種類のカメラを使い、表情や目の瞬き、脈拍、皮膚温度や放熱量を測定、これらをAIで分析し、人の喜びや怒り、悲しみなどの感情を導き出す。