ビジネス事例詳細


投稿日時:2019-09-03 00:29:51
成功とも失敗とも言えない事例

カテゴリー


業界共通 / トレンド / 社会 / ゲーミフィケーション

事例企業情報

業種


IT・通信・インターネット

企業名


Badger(米国)

企業規模


不明

事例情報

背景


取引先を定期的に巡回して、消耗品の補充や新製品の売り込みをするルートセールスの仕事は、一日の訪問数も多く、売上目標のプレッシャーに耐えられずに辞めていく、離職率が高い仕事をとして知られている。

事例内容


Badgerが「Badger Maps」というモバイルアプリを開発。
コンセプトは、「営業担当者が「ポケモンGo」でゲームをするように、セールス活動を行えようにする」。

このアプリでは、営業マンの巡回テリトリー内にある顧客リストをマップ上に表示させて、移動時間のロスを最小限に抑えられる最適化された営業ルートを提示。
さらに、顧客の自宅やオフィスを訪問する都度、チェックイン機能によって、上司や同僚との間で、位置情報を通知、共有することができる。
目標として設定された、訪問件数や見込み客の獲得数をクリアーすると、ポイントや賞品が与えられる報酬プログラムと連携することも可能。

セールスチームとしての活用では、各担当者が巡回しているエリアを色分けすることで、手薄になっている商圏をマップ上から発見したり、一日の移動距離と営業成果を照合しながら、さらに効率的な営業ルートの開拓をすることも可能になっている。

Badger Mapsアプリの利用体系は、「月額料金×セールス担当者数」により定額課金する方式になっており、提供される機能の違いにより2種類のコース(セールス担当者1人あたり月額49ドルと95ドル)が用意されている。

成果


セールスの仕事は、孤独との戦いでもあるため、ゲーム的な要素を取り入れ、メンバー全員の結束力や信頼関係を高めることは効果的とのこと。

なお、Badger Mapsで記録された担当者の行動履歴は、経営管理システムと統合することもできるため、担当者が帰社後に営業報告書を作成したり、翌日の訪問先
リストを作成する手間を省くことにも役立っているとのこと。

情報区分


見聞情報

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