業種

IT・通信・インターネット

企業名

大手広告代理店系ネット広告会社

企業規模

不明

背景

大手広告代理店系列会社２社が合併して設立されたが、統合会社において、経営方針や事業戦略は策定していたものの、その戦略に沿った人事戦略、人材像は明確ではなかった。それにより、社員のキャリア、スキル、目標、成果の在り方など、経営方針を実現するための戦略的人事政策が機能していなかった。
具体的には、人事制度の運用が形式化、属人化し、評価結果と処遇の関連が不透明であったことから、売り上げに占める人件費割合が増加傾向にあるにも拘らず、社員の納得感が低く、早急な改善が必要とされていた。

事例内容

コンサルティング会社を起用し、以下を実施。
　・コンサルティング会社が、経営者および幹部社員に対してヒアリングを行い、統合後の事業方針に基づく人材マネジメントと人材像について、方向性を共有
　・現行人事制度の検証により、人事課題を明らかにした上で、人事制度改革の基本方針を決定
　・統合会社の将来の成長に向けた人材像をベースに等級制度、評価制度、報酬制度を刷新して、新制度への格付けと円滑な移行準備を推進
　・役割と責任および貢献度に応じたメリハリのある処遇を可能とする、社員の納得感を向上する処遇体系を設計

成果

・成長戦略と社員に期待される人材像に基づくキャリアパスが連動する制度が実現
・計画的な人材育成が図れるようになった
・給与水準が明確になったことで採用力が向上

情報区分

見聞情報