業種

食料品・消費財

企業名

健康食品通販大手

企業規模

不明

背景

競争環境の激化に伴い、成長戦略の見直しや新商品への対応など、企業としての転換期にいる中で、旧経営体制下における一方通行型の意思決定が風土化していた結果、他の企業に比較して組織や人材の活性度が低く、変革に対する自律的な行動や成長への挑戦意欲が限定的であった。
今後の事業拡大を見据え、ガバナンスの強化と共に、これまでの経営トップおよび一部の幹部社員によって属人的に決定されていた、人事・評価・処遇のすべてを見直し、客観的でフェアな基準による人事管理が求められていた。

事例内容

コンサルティング会社を起用し、以下を実施。
　・新体制の経営陣および主要な社員へのヒアリンングと定期的なミーティングにより、将来の事業拡大に対応する人材マネジメントと人材像の方向性を確認、共有。
　・環境変化に強い仕組みを作るため、個々の制度をモジュール化し、必要に応じて改善が必要なモジュールだけを差し替える柔軟なコンセプトの制度設計方式を採用。
　・自律性の高い社風をめざす人事制度基本方針とコアバリューを策定。
　・具体的な役割行動にブレークダウンした等級制度とキャリアパス、透明性の高い評価制度と報酬制度の各モジュールを設計。
　・新人事制度をフェアに運用するためのマニュアルを整備し、段階的に評価者研修を実施。

成果

人事制度の意図に織り込まれた自律行動が徐々に表れ、経営陣の方針が管理者や社員に浸透、共有されることで全体の意識の改革が進んだ。

情報区分

見聞情報