ビジネス事例詳細


投稿日時:2019-07-29 20:13:00
成功事例

カテゴリー


業界共通 / 機能戦略・オペレーション改革 / 機能戦略(バックオフィス) / 人事・人材強化 / 人事・給与

事例企業情報

業種


IT・通信・インターネット

企業名


ソフトウェア開発企業

企業規模


不明

事例情報

背景


若年層の給与水準が、若手社員のモチベーションの低下と採用競争力の低下を招き、会社全体の年齢構成が崩れていた。
一方マネジメントクラスは人数が多く、役割と目標が不明確で、評価基準と処遇のメリハリが効いていなかった。
新たな事業方針に適合した組織体制、目標、評価基準も整っていなかったため、牽引パワーが弱く、組織改革と社員の意識改革も進みにくい状況だった。
また事制度全体の整合性がなく、処遇の不備をパッチ的に対処してきたため、売り上げに占める人件費比率が徐々に増大していた。

事例内容


コンサルティングファームを起用し、以下を実施。
 ・同業他社の人事処遇体系と給与水準に関する個別のサーベイを実施し、若手社員の月次の基準給与を適正な水準に底上げ。
 ・業績連動賞与を導入
 ・IT業界における事業環境変化のスピードに対応するため、硬直的になりやすい人事制度の設計思想を転換し、各制度をモジュール化。
  将来変更が必要になった個別のモジュールだけを書き替えて交換し、最適化する方式を採用。
 ・グレード別、職務別に求められる役割レベル、スキルを明確化。
 ・役職体系を見直し。
 ・高い専門性を有する人材を処遇するスペシャリスト制度を導入。

成果


職務とグレードに応じた役割と責任が明確になり、貢献度に応じたメリハリのある処遇により、採用が難しかった若手の職種が業界給与水準との比較でも、中位を上回る結果となり、採用力が高まった。
固定費部分が流動化され、業績と貢献に応じて年収が増加する社員を増やすことと、総額人件費をコントロールすることの両方が可能となった。
新たな経営方針と人事政策の下、人事制度改革の中で運用も透明化され、社員の納得感が高まっただけでなく、会社業績に対する関心も高まり、組織的な一体感が生まれてきた。

情報区分


見聞情報

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