業種

銀行・証券・信託

企業名

中堅地方銀行

企業規模

不明

背景

店舗の統廃合など生き残りをかけた新たな事業展開を図る中で、多様な金融商品の提案、取引先への事業支援、事業の目利き力と融資への対応など、これまでにない知見と提案型営業が求められていた。
店舗の統合を含めて事業方針は明確に出されていたが、長年の経験値の枠組みから脱却できない支店長も多く、早期に改革リーダーとしての適性可否を判断し、適材配置による組織改革と支店の戦力強化とが求められていた。

事例内容

コンサルティングファームを起用し、以下を実施。
　・マネジメントアセスメント経験豊富なコンサルタントが支店長と2回のヒアリング行い、並行して支店次席クラスともインタビューを実施。
　 支店長への１回目のヒアリングでは、現在の支店の運営体計画とその後の改革案を課題として依頼。
　 ２回目のヒアリングでは、プレゼン形式で、計画の理由、裏付け、支店メンバーの育成などについて確認
　 次席クラスには、支店長による改革の浸透度合い、計画実践に向けたリーダーシップ、メンバーの意識状況を確認。
・改革やスタッフ育成に対する具体策を持たず、目標数字の達成だけに意識が向く支店長には、上級営業マネジメントとしての新たな職位に配置転換を促進。
　　結果として、支店長の約２５％の配置転換を行った。
　・配置転換した店舗の後任の支店長には、新たな事業戦略立案ワークショップ研修の成果に加え、過去の実績や意欲の高い人材を配置

成果

支店長の平均年齢が４歳若くなり、停滞気味であった社内の空気が変わり、新たな事業戦略の下、社内全体の意識と組織改革が並行的に進展した。

情報区分

見聞情報