ビジネス事例詳細

業種

家電・AV機器・事務機器・OA機器

企業名

中堅電機機器メーカー

企業規模

不明

背景

リーマン・ショックの影響で収益が大きく落ち込み、一部事業の撤退や不採算部門への対応が求められていた。
また海外拠点の統合など大きな改革も必要とされていたが、海外拠点では、改革をリードする人材の絶対数が不足し、また、国内の本社や工場から転勤させられる、能力の高い人材も限られており、経営的に大きなリスクとなっていた。

事例内容

コンサルティングファームを起用し、2年をかけて現地採用の社員を対象とした人事情報データベース（国内社員と同様に、職務の専門性、スキル、経験、実績、語学、コミュニケーション、リーダーシップ、転勤可否などの項目別に適性が判定できるデータベース）を整備した。
そうすると、国内外を問わず、必要な場所に適した人材を選抜できる母数が増加し、迅速な適材の選抜と配置が可能になった。
また、海外採用社員の中堅マネジャークラス以上にも、会社の理念やビジョンを共有と人事マネジメントに関する研修を実施し、グローバルでの一体感を助長させた。

成果

これらのグローバル人事施策を推進した結果、国内の社員の意識が変わりはじめ、真剣に語学力向上に取り組む社員が増えた。
現地採用社員については、高かった退職率が下がり、一人当たりの生産性が徐々に向上することにつながった。

情報区分

見聞情報