ビジネス事例詳細


投稿日時:2019-07-30 06:50:00
成功事例

カテゴリー


業界共通 / 機能戦略・オペレーション改革 / 機能戦略(バックオフィス) / 人事・人材強化 / メンター制度

事例企業情報

業種


製薬・医療・バイオ

企業名


医療関連事業会社

企業規模


不明

事例情報

背景


従来、新卒社員には、各部門でOJT担当者が付き、指導する形はあったが、OJT担当者の役割やルールなどを定めたものがなく、各々が独自の考え方ややり方で新入社員と接していた。
このため現場からは、「OJT担当者により教え方が異なり、新入社員が戸惑う」、OJT担当者からは「何をどう教えるのか分からない」「担当者の目標や責任が曖昧」「業務の中で優先度合いをつけにくい」など不満の声が上がっていた。さらに、新入社員側からも、「人により仕事のやり方や教え方が違う」「他の同期と異なることを教えられ、不安になる」「OJT担当者が忙しそうで何かを聞きづらい」など改善を求める声があった。

事例内容


コンサルティングファームを起用し、メンター制度を整えた。
具体的手順は以下。

1. 人事部門を中心にメンター制度の骨格(「メンターの役割」「新入社員の育成目標」「日常業務における活動ルール」など)を策定。
→ マネジャー、人事担当者、部門内のメンバーなどの責任範囲や役割分担も合わせて明確にすることで、メンターが担うべき役割をより具体的かつ納得できるよう配慮。
2. メンター向け研修を二回実施。
→ 研修内容は、コーチングの要素を取り入れたコミュニケーションテクニックやリーダーシップの基礎トレーニングに加え、新入社員の目標設定と行動計画の策定、振り返りなど、現場での実践を重視したワークショップ
3. メンター研修後、メンターからの毎月のレポートを通じて目標の進捗度合いを確認
4. いつでも人事担当者が面談でフォローする体制を整備

成果


従来の属人的な育成と比較し、全社的に質の高い、指導・育成体制が実現した。
なお、メンター研修で行ったコミュニケーション技法のトレーニングは、行動心理学の理論を取り入れコンサルティングファームが独自開発したプログラムであり、新人指導の場面だけでなく、営業活動や社内コミュニケーションなど日常業務でも活用できるもの。

情報区分


見聞情報

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