業種

メディア・出版・印刷・音楽・映像

企業名

ソニーグループ

企業規模

大企業(売上1,000億円以上)

背景

デジタルコンテンツの著作権は、基本的に業界団体または作者自身が管理しているが、クリエイターが増え続ける時代にあっても、膨大な量のコンテンツを効率的に管理する手法が確立されていない。

事例内容

ソニーは、2018年10月、ソニー株式会社、株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント、株式会社ソニー・グローバルエデュケーションの連名で、情報の破壊や改ざんができないブロックチェーンベースの著作権管理システムを開発し、下記5つを実現すると発表した。
(1)電子データの作成時期の証明
(2)改ざんできない事実情報の登録
(3)過去に登録済みの著作物との照合・判別
(4)データの生成日および生成者を参加者間で共有・証明
(5)著作物の権利発生を自動的に証明

尚ソニーは、このブロックチェーンベースの著作権管理システムについて、教育コンテンツへの活用から開始し、音楽や映画などさまざまなデジタルコンテンツの権利情報処理への応用を検討中。

成果

業界団体や作者がデジタルコンテンツの著作権を常に管理しなくても、作品の著作権が守られるようになる。

情報区分

見聞情報