ビジネス事例詳細


投稿日時:2019-08-09 09:33:45
失敗事例

カテゴリー


業界共通 / 機能戦略・オペレーション改革 / 機能戦略(共通) / BPR

事例企業情報

業種


半導体・電子・精密機器

企業名


製造業A社

企業規模


大企業(売上1,000億円以上)

事例情報

背景


管理間接費削減及び業務の高度化をミッションとして業務量の削減を目的としBPM(Business Process Management)の仕組み導入を実施

事例内容


過去幾度となく業務の可視化プロジェクトが失敗に終わっていたため、一過性のプロジェクトではなく定常的に改善・改革を推進する仕組みとしてBPMに着目。
ツールの導入ではなく、定期的にPDCAを回す仕組みを導入。
・業務の可視化
・可視化情報の定期更新
・改善ポイントの抽出
・改善施策の進捗確認
とうまく回っていたが、対象部門の担当者の変更及び経営層の関心が次第に希薄になっていったことでBPMを運用することが困難に。

【失敗要因】
・経営層の関心が次第に希薄になっていった
・仕組みを会社の制度に結び付けて運用することが出来なかった
・担当者の変更などにより、初期の熱量とナレッジベースが失われていった
・部門の負荷が大きかった

成果


【初期成果】
・ 業務可視化
・ 改善施策

【コメント】
可視化も改善も痛み(工数等)を伴います。一時の思い付きで業務改革の御旗のもと、推進を開始することは非常に危険です。
定常的にPDCAを回す必要がある業務改革プロジェクトは、最低でも5年、通常10年続ける覚悟が経営層にないのであれば着手をしないこととお勧めします。
また、目的を明確にし、どの程度可視化や運用に手をかけるかいい塩梅で設計する必要があります。

情報区分


体験情報(実績)

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